
「一生に一度、あるかないか」や「人生で一番大きな買い物」ともいわれるのが住宅購入です。
結婚、妊娠、出産と人生においての大きなライフイベントがあると住宅購入を検討される方が多いものですが、
一度も経験したことない大きな買い物のため、
「何から手を付けていいのかわからない」
「そもそも注文住宅ってどれくらいで完成するものなの?」
「初期費用や予算はどれくらいかかるのだろう、ローンが契約できなかったらどうしよう…」
などと悩みは尽きないものですよね。そこで今回は注文住宅の購入を検討している方へ、家を建てる流れについてご紹介します。

- 1 注文住宅は建売住宅よりも入居までに時間がかかる
- 1-1 注文住宅を建てる流れ、大まかなスケジュールは?5つのステップを確認してみよう
- 2 注文住宅を建てる流れSTEP1どんな家を作りたいかをイメージする・必要予算の検討・資料請求など
- 2-1 どんな家を建てたいかイメージする
- 2-2 必要予算の検討
- 2-3 資料請求など
- 3 STEP2 土地探し・注文住宅の依頼先の検討をしつつ、 資金計画や事前審査を行う
- 3-1 注文住宅の依頼先の検討
- 3-2 資金シュミレーションと事前審査(仮審査)を行う
- 4 STEP3 プランと概算見積もり依頼・土地購入や注文住宅の依頼先の決定
- 4-1 プランと概算見積もり依頼
- 4-2 土地購入や注文住宅の依頼先の決定
- 5 プランの詳細を決定・契約
- 5-1 プランの詳細を決定
- 5-2 契約
- 6 STEP5 地鎮祭・着工・引き渡し
- 6-1 地鎮祭
- 6-2 着工
- 6-3 引き渡し
- 7 注文住宅を建てる流れを知って、理想の家づくりをスムーズに
注文住宅は建売住宅よりも入居までに時間がかかる

初めて住宅を購入する方が意外と知らないのが、建売住宅と注文住宅の違いです。
建売住宅は、決められた土地に、決められた間取りと仕様で建てられた住宅のこと。
土地と建物を同時に購入することができるので購入契約や手続きが比較的簡単なのが特長です。
一方、注文住宅は土地選びから始まります。
自分たちで決めて購入した土地に、理想の間取りやデザインで建てられるのが注文住宅です。
土地による制限が発生する場合があるものの、自由度が高く、自分たちの憧れをカタチにできるのが特長です。
せっかく理想の住まいをカタチにできるチャンス。しっかりと流れを理解して後悔のない家づくりを楽しみましょう。
注文住宅を建てる流れ、大まかなスケジュールは?5つのステップを確認してみよう
注文住宅を建てるにあたってはさまざまな準備が必要なのですが、少なくとも6ヶ月~1年かかると言われています。
大まかなスケジュールは以下のようなイメージです。大きく分けて5つのステップがあります。
STEP1 どんな家を作りたいかをイメージする・必要予算の検討・資料請求など(約1ヵ月)
STEP2 土地探し・注文住宅の依頼先の検討をしつつ、 資金計画や事前審査を行う(約2~3ヵ月)
STEP3 購入や注文住宅の依頼先の決定(約1~2ヵ月)
STEP4 プランの詳細を決定・見積・契約(約2~3ヵ月)
STEP5 地鎮祭・着工・引き渡し(4~5ヵ月)
大切なのは「どのタイミングから注文住宅で建てた家に住み始めたいか?」です。
例えば、
「子どもの幼稚園入園までには新しい家に住みたい」
と考えた場合、遅くても入園前の3月には引っ越しを済ませておきたいですよね。となると、住宅の検討を少なくとも1年前の3月には初めておく必要があります。
家づくりの全体を理解するためにもまずは、大まかなスケジュールを理解して、逆算してみるとよりイメージがつきやすくなります。
注文住宅を建てる流れSTEP1どんな家を作りたいかをイメージする・必要予算の検討・資料請求など




どんな家を建てたいかイメージする
まずは自分たちの「好き」や「こうしたい!」のイメージを具体化してみましょう
「自然に囲まれたカフェのようなナチュラルな雰囲気が好き」
「インダストリアルな男前な雰囲気が好き」
「子どもたちが思い切り楽しめるような遊びゴコロのある家にしたい」
など、どんな家にしたいかは人それぞれです。
ただイメージはあっても、実際にどう表現したらいいのかわからない、具体的にできない。と
お考えの方は、まずはSNSやWebサイトから情報収集してみましょう。
必ず自分たちの好きに近いスタイルや暮らしが見つかるはずです。
お気に入りのスタイルに近い写真や動画を見つけたら、カメラロールに保存したり、印刷するとよいと思います。
この時おすすめなのが、1冊のノートに写真を張り付けたり、感じたことを箇条書きでもよいので書き留めておくことです。
後から見返したり、注文住宅を依頼する工務店ななどの住宅会社にプランの相談をする際にも役にたちます。スマートフォンのメモでもよいので、ぜひ思ったことを自由に書き留めたり保存したりしてみてください。
必要予算の検討
まずは、実際に住宅購入にかかる費用をどれくらいまでに設定するかの予算検討をしましょう。
日々の暮らしを送りながら、現在の貯金や家族からの援助の有無、賃貸に住んでいる場合、それと比較してどの程度費用が発生するのかなどを具体的に考える必要があります。
お子様にかかる教育費用や生活費、現在の家賃、管理費、駐車場代などを算出してみて、ローン契約をした場合に、毎月どの程度の費用を住宅ローン返済に充てられるのかを事前に考えることで、ある程度の予算を絞ることができます。
また、年齢や購入する注文住宅の条件によっては国からの補助を受けられることもあります。
予算が限られているものもあるので事前にチェックしておきましょう。

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MORE資料請求など
注文住宅の相場や工務店などの住宅会社はそれぞれどのような特長を持っているかを知ることも
事前準備としては大切なプロセスです。
何の情報もないところで、なんとなく1社にお任せするのはとても危険。
土地探しも一緒にできる、ローンの相談もできる、アフターサービスが充実しているなど、それぞれ特徴を持った工務店がたくさんありますので、気になる住宅会社は迷わず資料請求してみてください。
また、ショールームがある工務店やハウスメーカーのショールームや展示会場があるのであればぜひ足を運んでみてください。
写真や動画で見ていた住宅を実際に目で見て触れてみることで、より自分たちの作りたい家のイメージを固めることができます。
STEP2 土地探し・注文住宅の依頼先の検討をしつつ、 資金計画や事前審査を行う


不動産情報サイトなどで、土地の相場をまずは把握しましょう。
どんな家に住みたいかを実現するにはまず、どんな土地があるか、そこで住みたい家を実現できるか?
を考えていかなくてはなりません。
土地の広さだけでなく、
子どもの学校に便利
通勤のための最寄り駅に比較的近くストレスが少ない
周辺地域に公共機関や商業施設、医療機関があり生活するのに便利
など、利便性をどこまで求めるかなども土地を選ぶ際の判断材料になります。
全ての理想を叶えようとすると、土地購入費用が高くなり、住宅に費用を回せないなど
資金計画が崩れてしまう可能性もあるので、土地を選ぶ際は理想に挙げたポイントの優先順位をつけて選ぶようにしましょう。
また土地の候補が見つかったら、実際に足を運んで確認してみるのも大切です。
雨の日や夜、午前中など、自分たちが家にいる時間や天候の悪い日にどんな音が周りでしているのか、水はけはよいのかなどを知ることができます。
注文住宅の依頼先の検討
家を建てたい土地を見つけたら、注文住宅を実際に建ててもらう依頼先を検討しましょう。
この時、土地探しも一緒に対応できる工務店やハウスメーカーを選ぶと、その土地で自分たちの理想の家が建てられるか?の判断やその土地ならではの提案をしてもらえます。
注文住宅の場合、地域密着でプランの自由度が高い工務店またはブランド力の高いハウスメーカーのどちらかに依頼する方がほとんどです。
この時も提案のプランに自由度があるか、自分たちの予算の範囲内でいかに理想をカタチにしてもらえそうかなどの点でしっかりと検討することが大切です。
資金シュミレーションと事前審査(仮審査)を行う
必ず、総額の資金シュミレーションと、事前審査はセットで行っておきましょう。
気に入った、土地が見つかった場合、買付証明書を提出した順番で、購入の権利が上位になります。
そこでの条件は、事前審査(仮審査)が通過しているか?がポイントとなります。
資金シュミレーションと事前審査は、不動産屋さんでもお手伝いしてもらえますが、住宅会社さんで行ってもらう方が、総額が掴みやすく、土地にかかるお金や、外構費なども把握しやすいので、安心して事前審査へ進めます。
STEP3 プランと概算見積もり依頼・土地購入や注文住宅の依頼先の決定


プランと概算見積もり依頼
依頼したい工務店などの住宅会社をある程度絞れたら、購入予定の土地に合わせた間取りのプランと概算見積もりを依頼しましょう。
自分たちの希望の間取りや大まかなデザインが捻出可能な予算でどこまで実現できそうか?を判断するためにもより具体的な要望を依頼したいと思う住宅会社数社に伝えてみましょう。
土地購入や注文住宅の依頼先の決定
ある程度、プラント見積もりが揃ったら、最終土地の購入や注文住宅の依頼先を早めに決定しましょう。
早めに決定することで、進められることが増えます。また、細かなアドバイスや、提案が広がり、一層家づくりが現実化します。
また、提出されたプランや見積もりだけでなく、対応してくれた担当者が自分たちの不安としっかり向き合ってくれそうか、自分たちの希望を理解してくれそうかなど、コミュニケーションの観点からも相性が良いかどうかも判断するポイントになります。
契約後に増額があるのか?ないのか?など、この時点でしっかり確認しておくことも大切です。
家を建てるとなると、今後も長い時間ともにし、理想現実に導いてくれるパートナーを探すということになります。認識の齟齬が生まれないようにするためにも、総合的に判断して住宅会社や土地を決定しましょう。
プランの詳細を決定・契約


プランの詳細を決定
住宅会社を決定したら、プランの詳細を決定し、具体的な見積を確認し、本契約を結びます。
購入する土地に対してのプランに間違いはないか、内装はどの程度力を入れるか、各社の購入プランがある場合、オプションを追加するかどうかなどを含めて詳細を決定していきます。
最終的に実際の暮らしにおいて足りない要素はないか、デザインはイメージしているものが実現できそうかなどを細部まで確認しましょう。
いよいよ理想の家づくりが本格的に現実に近づきます。
契約
住みやすい間取り、各部屋の大きさ、動線に問題ないかなどのプランの詳細を決め、双方で合意したら本契約を結びます。
ここでいよいよ、理想の家づくりが現実のものへ近づいていくことになります。
STEP5 地鎮祭・着工・引き渡し


地鎮祭
着工
地鎮祭が終わると、本格的な家づくりがスタートします。まずは基礎づくりから始まり、躯体、外壁、内装と順を追って建築工事が始まります。
また、工事中は重機などが多く作業することにより騒音が発生します。事前に近隣住宅への挨拶をしておくことで、家が完成して住み始めた後も良好な関係を築きやすくなります。現場監督もしくはご家族で挨拶をしておくことをお勧めします。
建築期間は長期にわたります。住宅会社に任せきりにするのではなく、定期的に現場へ足を運びましょう。進行状況を確認したり、なかなか見ることのできない家づくりを体験することができます。
さらに施工業者さんとコミュニケーションを取ることで、現場で気づいた不具合などを引渡し前に直してもらうことも可能です。
引き渡し
内装を含めたすべての工事が終了したら、引渡し前の確認をします。
行政または民間の検査会社による完了審査があり、契約時に届け出た内容で建築されてるかの審査が行われます。
引渡し前に建築会社と一緒に確認し、内装などで気になる箇所があれば直してもらいましょう。
最終的に問題ないことがお互い合意できたら引き渡しとなり、夢のマイホームが実現することになります。
注文住宅を建てる流れを知って、理想の家づくりをスムーズに

いかがでしたか?今回はあまり知られていない、注文住宅の流れについてご紹介しました。
今回は大まかな流れをご紹介していますが、実際は決めなくてはいけないことも多く、購入検討から完成までの1年間はあっという間の時間に感じる方がほとんどです。
大切なのは、自分たちの理想を実現するために、自分たちの「好き」を知り、夢の実現のためのサポートをしっかりできるパートナーとなる住宅会社を見つけることです。
私たちコーケツホームズは、土地探しから理想の住まいづくりのお手伝いをトータルにサポート。
どんな些細なお悩みでもしっかりとヒアリングし、ご検討からお引渡しまで納得していただける家づくりをご提供しております。
少しでも気になる方はぜひ一度私たちの相談会へいらしてください。皆様のお悩みを解決し、理想のおうちを一緒に作るお手伝いをさせていただきます。
