
40代、50代は子育てがひと段落たり、お子様が就職や大学進学で独立され、今まで使われていた部屋が余るなど、特に2階建ての戸建て住宅は広く感じることがあり、改めて「住まい」について考える方が多いのも事実です。
そこで今回は、40~50代の方へ向けて、住み替えやリノベーション(リフォーム)、建て替えについて、ポイントやメリット・デメリットについて解説します。

住み替えやリノベーション(リフォーム)、建て替えを考えるタイミング

まず挙げられるのが今暮らしているお住まいの老朽化。住宅は20~30年と暮らしていくと、だんだんと傷や設備の故障などが目に見えて増えはじめてきます。建て替えやリフォームを検討される方は、築20年以降のお住まいに住んでいる方が一般的に多くなると言われています。
また、そのタイミングでお子様が独立されて2階建ての戸建て住宅が広く感じ、掃除やメンテナンスが大変に。夫婦二人で暮らすのにちょうどよいサイズの家に住みたいと考える方も実際に多くいらっしゃいます。
例えば20代で結婚出産を経験され、新築の住宅を購入された方は、約20年後の40~50代になって大学進学や就職するといったお子様の独立と住宅の老朽化を鑑みて建て替えやリフォームを検討するタイミングが重なる方も多いでしょう。
これからの老後のことは誰にもわかりません。ですが、身体や収入などをある程度予測することはできます。老後の住まいについて少しでも気になる方はこのタイミングで住宅に改めて目を向ける良い機会であるといえます。
では、「住み替え、リノベーション(リフォーム)、建て替え」のうち、自分たちにとってどの選択が良いのでしょうか?
それぞれのポイントやメリット・デメリットについてご紹介します。
住み替え、リフォーム(リノベーション)、建て替えのポイントとメリット・デメリット


住み替えとは
住み替えとは、「今いる場所から新しい場所に引っ越しすること」です。
住み替えの場合、新築の分譲物件(建売住宅)を購入する、中古物件を購入してリフォームもしくはリノベーションをする、土地を新たに購入して注文住宅を新たに建てる、この3つのパターンが考えられます。
住み替えのメリット
夫婦2人など世帯人数が少なくなるため、学区内などといった子どもの成長に係わる制限がくなるので、土地があれば今の住まいよりさらに利便性の良い場所に住み、快適な暮らしを実現することができるのが大きなメリットです
自由設計の注文住宅を購入して住みかえる場合も、間取りや家のデザインもすべて一から作り上げることができるので、これまで住んできた経験を活かし、「もっとこうしておけばよかった!」といた思いを解消し、今の自分たちにあった住まいのカタチをデザインすることも可能です。
予算に合わせた住宅の購入をし、それに合わせて夫婦2人が本当に快適な住まいをもう一度作り上げることができるのもメリットのひとつといえます。
住み替えのデメリット
現状住んでいた場所からの引っ越しになるので、住所が変わります。
それに紐づいた行政、公共料金の支払い先、知人、友人への変更連絡などが発生するのは
手間がかかる作業になります。
また、現在土地を購入し戸建て住宅に住んでいて住み替えをする場合は、新たに土地を購入するところから始める必要があります。
そのため、住み替えにかかる全体のコストはリフォーム、建て替えよりも高コストになることが多いのも大きなデメリットとなります。
リノベーション(リフォーム)とは
リフォームとリノベーションはその規模感と範囲が異なります。
リフォームとは、例えばシステムキッチンや床の修繕、壁紙の張替えなど、家の構造部分に関わらない箇所を改修することをリフォームといいます。住宅設備の老朽化を受け、設備を新しくすることで快適に過ごすことを目指すのがリフォームです。
一方リノベーションは基礎部分はそのまま生かしながら、壁を取り払い間取を大幅に変更するなど、リフォームに比べて大規模な工事をすること指します。
今回は、今ある住まいを夫婦二人で快適に過ごすためにどうするか?を考えてご説明したいので、ここではリノベーションに注目して、そのメリットとデメリットを解説していきます。
リノベーションのメリット
これまで住んでいた場所に、夫婦2人の生活や老後のことを考えた生活動線を改めて設計しなおし、生活に似合った間取りやデザインの変更ができるのがリノベーションの大きな特長です。
また必要に応じて耐震や耐熱効果の高い建材を取り入れることで、さらに住宅性能を上げ、以前の新築以上に質の高い住宅を手に入れることができます。
住み替えとは異なり、今ある住まいをリノベーションすることで、新たな土地を購入する必要はありません。住み替えと比較してもコストを抑えて理想の家を実現することができるのもメリットのひとつだといえます。
リノベーションのデメリット
住宅設備の交換や壁紙の貼り換えなどのリフォームとは異なり、間取りを変えるリノベーションの場合は、リフォームと比較すると費用が高くなります。
また、リノベーションする規模によって工事期間が6ヶ月と長期にわたる場合も。その場合は仮住まいを用意するなど、一時的に別の居住スペースを準備しなくてはならないのもデメリットのひとつといえます。
リノベーションの規模感で費用も工事期間も大きく変わるため、経験豊富な工務店に事前に相談することをおすすめします。
建て替えとは
建て替えとはリノベーションとは異なり、今ある住まいを基礎部分も含めて取り壊し、完全に更地にしてから一から建て直すことを指します。
例えば、築30年以上の住宅でシロアリに柱を侵食されてしまっていて建物自体の痛みが激しい場合や、間取りを完全に一からやり直し、今とこれからの夫婦2人暮らしを想定した住みやすい住宅を作り直したい方は建て替えの選択をおすすめします。
建て替えのメリット
そのまま同じ土地に建て替えるので、土地購入の費用は発生しません。
また、一から最新の建材や住みやすさを考えた住宅を作り上げることができるので、住宅の質も向上し、建物の資産価値も上がることは大きなメリットといえます。
これまでの生活の中で生まれた小さな不満や、住みにくさを解消し、経験を踏まえた自分たちにとって本当に住みやすい住宅を改めて手に入れることができるのが何よりものメリットです。
建て替えのデメリット
基礎から建て直すことになるので、工事期間がリノベーションよりも長くなります。そのため、仮住まいが工事の間必要になるのはデメリットといえます。
また、土地代は発生しませんが、新築同様の住宅を建てるので費用がリノベーションと比較すると高くなります。
また、過去の登録状況等により再建築不可となるケースもまれにあります。建て替えの際は事前に調べておくことをおすすめします。
夫婦2人での住まいにちょうどいい、平屋のススメ

2階建て住宅にお住まいで、お子様が独立された後も同じ場所で暮らしている方から多く聞こえてくるのは、
「2階の誰も使っていない部屋の掃除やメンテナンスがおろそかになりがち」
「洗濯のたびに2階へ行く階段の昇り降りがだんだんしんどくなってきた…」
「夫婦2人だけなら、こんなに広さもいらないし、もっとコンパクトに暮らしたい」
というご意見。
夫婦二人暮らしで、住み替えや建て替え、リノベーションをご検討の方におすすめなのが
平屋のおうちです。
平屋のおすすめポイント

夫婦2人で暮らす場合、2階建てのような一般住宅と同じ規模は必要ありません。
そのため、2階部分のない平屋は、生活動線もシンプル。間取り次第で、
お互いの気配を感じながらもそれぞの時間を楽しめる空間づくりも実現できます。
また2階がないことにより、例えば老後に車いす生活になった場合でも、安心して生活ができます。
動線をコンパクトにまとめることで、日々の掃除や洗濯も2階建て住宅と比較してもスムーズに行うことができ、身体の負担も少なくなるなど、これからの暮らしにとってメリットの多い平屋は、おすすめの住宅タイプです。


コーケツ・ホームズでは住み替えに関する相談イベントを開催中

いかがでしたか?
今回は老後を念頭においた暮らしを見直す皆様へ、住み替え、リノベーション、建て替えについてご紹介しました。
人生の中でそう多くない、「住まいの購入」はコストも高く、住み替えや建て替えを考えて憎いこともあるかもしれません。
ですが、平屋への建て替えやリノベーションなど、工夫次第でコストを抑えながら理想の住まいを叶えることも可能です。
コーケツ・ホームズでは、住み替えや建て替えに関するご相談会を開催しております。
老後の不安やこれからの住まいについてお悩みがある方は、ぜひ一度相談会に遊びにいらしてください。
専門のスタッフが皆様のお悩みを解決いたします。皆様のお越しをぜひお待ちしております。
